交通事故での怪我は、骨折や手術が必要なほど大きな怪我や見た目でわかる怪我もある一方で、見た目ではわからない怪我や自覚がない怪我もあります。

搬送されるほどの怪我や、見た目でわかる怪我は事故後すぐ病院に受診して、治療が始まります。しかし、自覚のない怪我は事故の直後は症状がなく、事故から数時間〜数日後に症状が現れることがあります。

また、交通事故は不測の緊急事態。パニックになってしまい、体の症状に気づいていない場合もあります。さらに、警察や保険会社などへの連絡や手続きに疲弊してしまい、体のケアが後回しになっていることもあります。

⭐︎必ず病院を受診しましょう！

「頚椎捻挫（むち打ち症）」は交通事故での怪我の中でとても多い診断名です。耳にすることも多いからか、軽く扱われることもありますが、首（頚椎）には生きていく上で重要な神経が通っています。体が鞭のようにしなることから「むち打ち症」と呼ばれていますが、頚椎がしなることで神経を傷つけている可能性もあります。

むち打ち症の症状は、首や肩の痛み、腕や手のしびれ、脱力感、頭痛、めまい、耳鳴りなどが挙げられます。一括りに、むち打ち症と言っても、筋肉や靭帯を痛めているものから、骨や神経の損傷などを伴うものまであります。

また、鞭のように体がしなった結果、頭をぶつける場合もあります。その際には、脳の損傷などを疑い、調べる必要もあります。

そのため、「痛みがひどくないし、動くから大丈夫！」となるのではなく、必ず早期に病院を受診して検査を受けることが必要です。

交通事故後は手続きや連絡などやることが多く、自分の体のことは後回しにしがちですが、自分が思っているよりも体はダメージを受けています。

交通事故に遭った後は、すぐに病院に行って診断を受け、すぐに治療を開始したり、整骨院に連絡して施術を開始することが重要です。体を早くよくするためにも、早期に治療や施術を開始することは重要ですが、事故から受診や治療開始までの日にちが開くと、事故と体の状態の関連(因果関係)が証明できず、適切に治療費や慰謝料などの保障を受けられなくなる場合もあります。

事故の後は、肉体的にも精神的にも興奮状態で痛みを感じにくい状態にあると言えます。

その時大丈夫だから、治療はいらないと判断するのではなく、「この先、痛みなどの症状が出てくる可能性もある」と想定して動いておくことが大切です。

アイ鍼灸整骨院平塚店では、交通事故に遭われた患者さんには、未来の状態も考慮し、必ず事故後すぐに病院へ受診することをお伝えしています。

また、事故での怪我は「後遺症」が残る場合もあります。

後遺症に悩まされないためにも、早期から適切に治療や施術を開始することが大切です。

そして、もしも後遺症が残ってしまった場合に保障を受けるには「後遺障害診断書」というものが必要です。これには病院での診断や受診歴が必要です。そのため、整骨院に通院しながら、病院で定期的に診断を受けることが重要です。

アイ鍼灸整骨院平塚店では、病院の紹介や、紹介状の作成も行っています。

交通事故後の治療や施術でお困りの際は、いつでもご相談ください。