外反母趾
- 足の親指の付け根に痛みがある。
- 足の親指の付け根が靴の中で衝突して痛みがある。
- 足の親指の付け根が腫れてきたことがある。
- 足の裏にタコができて、痛みを感じる。
外反母趾とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
外反母趾(がいはんぼし)とは、足の親指が小指側に曲がり「くの字」に変形した状態で、親指(母趾:ぼし)の付け根に腫れや痛みがあることを指します。外反母趾の原因は、性別(9:1で女性に多い)、足のサイズに合っていない靴やハイヒールの使用、生活習慣が挙げられます。その他には、関節リウマチの合併症としても外反母趾が発生する場合もあります。
外反母趾が進行すると、足のサイズに合った靴を履いている場合でも違和感が出たり、歩行するだけで患部に痛みが生じることもあります。更に症状が進行すると、親指以外の指の付け根や、足裏に胼胝(べんち:タコ)が形成され、痛みが生じることがあります。
外反母趾の症状とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
外反母趾の特徴的な症状として、
①足の親指の先が小指側に変形すること
②変形に伴い親指の付け根の関節部分に痛みが生じること
が挙げられます。
親指の関節が変形することで骨が突出し、突出した骨の部分が靴の中で何度も衝突することによって炎症が発生します。炎症が生じると、腫れや発赤、疼痛を伴うことがあります。また、突出部には神経が通っているので、神経を圧迫した場合は痺れが生じる場合もあります。
さらに、外反母趾になると、歩行時にも痛みを感じることがあります。
外反母趾になると偏平足(アーチの低下)になるリスクが高く、偏平足になると歩行中に重心が内側にかかり、外反母趾が誘発されやすくなります。その結果、親指の付け根に強い痛みを感じるようになります。また、変形により荷重のバランスが崩れ、体重が爪の側面にかかる頃から巻き爪になる場合もあります。
外反母趾が進行すると、親指が人差し指(第2趾)と中指(第3趾)の下に入り込むようになり、第2.3趾が持ち上げられるとともに付け根にある関節が脱臼することもあります。
外反母趾の原因とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
外反母趾の原因として最も影響があると考えられているのが、自分の足のサイズに合っていない靴を選択していることが挙げられます。その中でも、最も多いと言われているのは「ハイヒール」です。ハイヒールが外反母趾を誘発する原因は、ハイヒールの先が細くなっていることと、体重が足趾のほうに集中することが考えられます。
ハイヒールや大きさの合わない靴は、靴先が細くなることによって親指が小指側に「くの字」に曲がり、小指は親指側に「逆くの字」に曲がります。そのストレスを繰り返し親指にかかることによって、外反母趾が誘発されます。
その他に「外反母趾」の原因で挙げられるものは、「生活習慣」です。
現代社会では、靴を履いている時間が長く、以前よりも裸足になる時間が減少しているといわれています。そのため、足関節周りの筋力低下が発生し、土踏まず(アーチ)の位置が下がり、「偏平足」を発症します。また、乳幼児期から靴を履くことも多くなり、足の骨格形成に影響しているとも言われています。筋力低下などにより足底アーチが崩れ、「偏平足」や「開帳足」を発症することは外反母趾を誘発する要因の一つになります。
また、外反母趾は女性が多く発症します。
これは男性と比べて、関節の柔軟性が高く、筋力が弱いことが上記に加わるためです。
さらに、関節リウマチなどの疾患がある場合も、外反母趾になりやすい傾向にあります。
外反母趾の施術方針とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
アイ鍼灸整骨院平塚店の外反母趾に対する施術方針は、まず外反母趾が発生してしまった原因や経緯をはっきりさせるために、問診や動作分析をさせていただきます。問診では、外反母趾を発症した根本的な原因を見つけるために、日常生活やお仕事、ご趣味などお身体に関すること以外にも確認させて頂きます。
また、動作分析では痛みの出る動作だけではなく、全体のバランスや身体の使い方も確認させて頂きます。
まずはじめに外反母趾の患部の「痛みの除去」を行なっていきます。
患部に炎症症状が残っている場合はアイシング処置(冷却)や電気療法、抗炎症作用のある湿布を用い、炎症症状(痛みや腫れなど)の緩和を行なっていきます。炎症を起こしている際は患部には極力触らず、患部が安静を保てるよう身体のバランスを整えます。
炎症症状の緩和がみられた後は、患部周辺の筋肉の筋緊張を緩和するために、電気療法や徒手療法、ストレッチ療法などを用いて筋肉や関節などにアプローチして、再発予防のための「根本改善」を行っていきます。外反母趾が発生してしまった原因を患者様のお話を伺い、患者様と一緒に考え、その原因に対してアプローチします。
根本治療を行うために、骨盤周りや足関節などのバランスや骨の歪み、足関節周りの筋力のバランスなどをチェックします。根本の原因は患者様によって異なります。それぞれの患者様に合ったメニューと施術プランをご提案いたします。
また、外反母趾は日常生活の習慣や筋力低下が原因となる疾患です。
しかし、日常生活で足を使うことや靴を履くことは避けられません。そのため、日頃からのケアがとても大切になります。アイ鍼灸整骨院平塚店では、お家でもできるケア方法の指導や予防のためのメンテナンス通院も行っております。
足の痛み、歩きにくさ等でお困りの際はアイ鍼灸整骨院平塚店にご相談ください、