変形性膝関節症
- 歩き始め、立ち上が利動作に膝に痛みがある
- 正座がしづらい
- 朝起きた際や、動き始めに膝のこわばりがある
- 深くしゃがみこんだり、階段の昇降時に膝に痛みが出る
- 運動開始時には膝の痛みがあるが、動き続けていると痛みが取れる
変形性膝関節症とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
膝関節には衝撃を吸収するクッションの役割をしている半月板、関節軟骨があります。半月板や関節軟骨が加齢に伴い、すり減ってしまい、膝関節の中で炎症症状が生じたり、膝関節が変形し、痛みや腫れ、水が溜まるなどの症状が出現します。それが変形性膝関節症です。
変形性膝関節症の症状とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
変形性膝関節症の主な症状は、膝関節の痛みと腫れなどの炎症症状、膝関節の中に水が溜まる(関節内水腫)などが挙げられます。
変形性膝関節症は時間をかけて、段階的に進行していく事が多い疾患です。
段階的に、初期症状、中期症状、末期症状に分けられています。
・初期症状
初期に見られる症状は、起床後の動き始めに生じる膝こわばりです。起き上がり動作、歩き始めに、なんとなく膝がこわばる、膝が重く動かしづらいなど、はっきりとしない違和感を感じる事が出現してきます。しかし、しばらく体を動かしていくと、違和感が消えて気にならなくなる事がほとんどです。
・中期症状
中期では、初期の時には膝の痛みや違和感が出現しても、安静にしていると痛み・違和感がなくなっていたのに、症状がなかなか消失しないようになってきます。
正座やしゃがみこみ動作、階段の昇降時の膝の痛みが辛くなり、昇降運動が困難になります。また、膝関節が動かしづらくなり関節運動の制限が見られてきます。同時に、膝関節の中で炎症症状が進行して、膝関節の腫れや熱感も生じてきます。
半月板や関節軟骨がすり減って薄くなってくるため、摩擦による負担が大きくなり、歩行時やしゃがみ込み動作時に「きしむような音」が出現してくる事もあります。
・末期症状
末期では、半月板や関節軟骨のほとんどがすり減ってしまい、膝関節を構成する骨同士(大腿骨と脛骨)が衝突してしまいます。膝関節の変形(O脚)が悪化し、膝関節が完全に曲がりきらなくなったり、真っすぐ伸びきらなくなったりと、関節可動域に問題が出てきます。歩く動作やしゃがみ動作などにも問題が出現してきて、日常生活にも支障が出てきます。
変形性膝関節症の原因とは?|アイ鍼灸整骨院 平塚店
変形性膝関節症の原因として、加齢や筋力低下、肥満、膝関節の変形(O脚・X脚)、外傷などの膝関節の損傷などが挙げられます。
・加齢
膝関節の半月板や関節軟骨が加齢によってすり減ってしまいます。衝撃吸収するクッションの役割が少なくなってしまうと骨と骨同士が衝突して、炎症が症状が生じ、痛みが出現します。すり減った半月板や軟骨は、再生する能力がほとんど無いので、早い段階で進行を防ぐ必要があります。
・筋力低下
膝や脚を支え、安定させている筋肉が低下してしまうと、体重を支える事が出来なくなってしまいます。そのため、膝関節にかかる負担が大きくなり、痛みがや腫れなどの炎症症状が出現します。
・肥満
体重が増加すると、膝関節に大きな負担がかかってしまいます。中高年以降になると、不摂生な食事や運動不足によって、体重が増加し肥満になりやすくなります。体重を減らすだけでも膝関節にかかる負担が減る為、痛みや腫れなどの炎症症状が軽減することもあります。
・O脚・X脚
膝関節の変形は膝への負担を大きくし、痛みを引き起こしてしまう原因になります。
膝関節の中でも負担がかかる場所が偏ってしまう事で、半月板や関節軟骨がダメージを受けてしまいます。特に、変形性膝関節症ではO脚に変形してしまう事が多いと言われています。
・膝関節の損傷(外傷)
激しいスポーツ(ラグビー、サッカー、柔道など)や転倒などによって半月板や膝関節の靱帯損傷などの既往があると、変形性膝関節になる可能性が高いと言われています。
アイ鍼灸整骨院 平塚店の変形性膝関節症の施術方針
変形性膝関節症が進行していくと、膝関節の痛みのよって運動量が減少してしまいます。その影響で、下半身や膝関節周囲の筋力低下が生じ、膝関節にかかる負担が大きくなってしまいます。
アイ鍼灸整骨院 平塚店では運動量が低下したことによって、柔軟性が低下し、筋緊張が強くなった膝関節周囲の筋緊張を軽減させ、膝関節の可動域を改善していきます。筋肉の緊張が少しずつ緩和してきたら、関節の安定性を出すために膝関節周囲の筋肉をトレーニングで鍛えて、膝関節にかかる負担を軽減していきます。
また、変形性膝関節症は膝関節のみにアプローチするのではなく、膝関節、股関節と骨盤、足首の3つの関節を意識した施術が必要不可欠になっていきます。膝の痛みが徐々に緩和してきても、骨盤のバランスが崩れていたり、膝関節に負担がかかりやすい姿勢のままでは痛みが再発してしまう可能性もあります。
膝関節周囲の施術と同時に、骨盤や姿勢矯正を行うことで膝関節の痛みが出現する根本の原因を改善をしていきます。施術のみでは、元の状態に戻るスピードが早くなってしまう為、ご自宅でもできる簡単なトレーニングやストレッチなどもお伝えします。