ぎっくり腰とは実は俗称で、少しの動作で急に腰に痛みを引き起こすことから、正式には「急性腰痛」と呼ばれています。

急性というだけあって、永久的に痛みがつづくわけではなく、１～２週間すると痛みは引いていきます。
安静時ではなく、日中の活動時に発症しやすいのが特徴です。

よく、「くしゃみをしたらぎっくり腰になった」「重いものを持ちあげたらぎっくり腰になった」という声を耳にしますが、それは単なる引き金にすぎません。

根本的な原因は、実は他にあるのです。

正式な病名を「急性腰痛」といい、ちょっとした動作で突然腰に痛みが起こる症状を指します。

激痛の割にレントゲンやMRIでは異常が見つからないことが多く、また1～2週間程度で回復することがほとんどです。

日中に起こりやすく、特に午前中～午後の早い時間に発症することが多いといわれています。

「ぎっくり腰」は、レントゲンやMRIなどで異常が見つからないタイプの腰痛です。
なぜなら、ぎっくり腰は骨に異常がないため、画像診断がむずかしいのです。

骨に異常がないのになぜ痛むのか、原因ははっきりとわかっていませんが、見つからない腰痛に対して使う言葉です。

つまり、はっきりした原因はわかっておらず、背中の筋肉や筋膜の捻挫や炎症などが要因と言われています。日々の疲労の蓄積で身体の歪みが大きくなると、少しの動作や衝撃でぎっくり腰を引き起こすのです。して挙げられています。

しかし、ぎっくり腰で来院される方を見ると、ある特徴があります。

それは、姿勢の悪さです。日頃から運動不足で姿勢が悪いと徐々に筋肉のつき方が変わり、骨盤や骨格がずれてきてしまいます。

すると、腰の筋肉が身体を支えようとするため負担が大きくなり、痛みとなって現れるのです。

また、中には日頃から運動を欠かさない、という方もいらっしゃいます。

これは、睡眠や栄養の取り方に問題があり、筋肉疲労が充分回復せず蓄積したからだと考えられます。

ぎっくり腰の放置＝身体の歪みの放置です。

ぎっくり腰は、１～２週間で痛みは引いていきますが、身体の歪みは自然には治りません。

また、痛みを避けて誤った姿勢で日々生活していると、歪みもどんどん大きくなり、脳が歪みのある姿勢が正しいと認識し、姿勢がもとに戻りにくくなってしまいます。

その結果、ぎっくり腰が治ったと思ったらまた再発してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

ほとんどは短期間で改善しますが、これは根本的な問題がなくなったからではありません。

痛みを避けようと姿勢を変えるため、一時的に腰痛を引き起こす原因がなくなるからです。

そのため、痛みがなくなって元の姿勢に戻ると、また腰への負担が少しずつ蓄積され、ぎっくり腰が再発しやすいのです。

さらに、その状態を放置すると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの背骨や骨盤の異常につながることがあるため、早期に治療を行うことが大切です。

当院には、「寝ていても腰が痛くて、ちっとも寝た気がしない」「ぎっくり腰がクセになっている」というつらい悩みを抱えている患者様が多く訪れています。

当院は、まず痛みを取り除くための治療を行い、徐々に腰を伸ばしたり、ゆっくりと寝返りをできるようにしたりと、スモールステップで症状を改善へと導きます。

当院の治療の流れは以下の通りです。

〇身体のバランスチェック
当院では、日常生活についての聞き取りを行うほかに、患者様のお身体に実際に触れてみて、痛みのある部位や特につらい姿勢、骨盤・骨格の動きやバランス、筋肉の状態をしっかりと見させていただきます。

〇歪みを整える
原因をしっかりと把握した後は、本格的なぎっくり腰の治療へと移ります。当院独自の技術で骨盤や骨格の歪みを正常な状態へと導くのと同時に、筋肉のアンバランスさを整えていきます。

併せて、日常生活での注意点やかんたんなセルフケアの方法もお伝えし、施術とセルフケアの双方からのアプローチで、痛みを繰り返さない体作りを目指します。

実際に施術を受けて下さった方から、「腰を伸ばせるようになった」「腰が軽くなって、しばらくぎっくり腰になっていない」などの声をいただいています。
当院では、ぎっくり腰の治療としてまずは痛みの軽減を目的とした施術を行ないます。

腰が伸ばせるように、寝返りできるように、歩けるように、出来なくなっていたことを少しずつ回復させるのです。

その後、本格的なぎっくり腰治療に入ります。

筋肉のつき方を整え、骨盤や骨格のずれやひずみを矯正していくことで、腰痛が起こりにくい正常な身体へと調整していくのです。

さらに、日常生活での姿勢の大切さをお教えし、セルフケアしていただくことでより早期の回復を目指していきます。

何度もぎっくり腰になる、治療しても良くならないとお悩みの方は、ぜひ当院にご連絡ください。